音の始源を求めて9 小島努の仕事3<Foreigners piece Collection>
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1970年代、NHK電子音楽スタジオには外国人の作曲家が多く募った、その中から3人の外国人作家の作品を集めました。 1.楽の道より「B-5」ジャンク・クロード・エロア(1978)
フランス人の作曲家ジャンク・クロード・エロアは1977年〜1978年の間に3度来日し、述べ7ケ月近く掛けて「楽の道」を制作した。この制作にはNHK電子音楽機器で作成した電子音と作曲家/エンジニアの発想とフィールドワークによって収集された具体音が多種多様な素材として用いられている。のべ、6時間5分4秒に及ぶ大作の一部。
2. インカージョン フランク・ベッカー (1972)
アメリカの作曲家、フランク・ベッカーは日本に 14 年間滞在し、武満徹、湯浅譲二、高橋アキ、一柳慧と実験音楽の作曲、演奏などを行なった。この曲は1972年8月〜9月に作曲、完成されたテープ音楽。自然音やジェット機の始動音、竹や金属の風鈴の音など様々な素材が使われている。
3 月蝕 マイケル・ランタ(1974 )
1972年初めの月食の際にラオスを旅したマイケル・ランタが、地元の村人達がその日の天の出来事に非常に感情的かつ本能的に反応しているさまを描いたテープ音楽。打楽器奏者でアメリカ人の彼は太極拳の動きを音楽に取り入れたいと。スタジオではエキスパンダーを作り、ゆっくりとした動きを音楽に取り入れた。
こちらから試聴できます。
https://soundcloud.com/oto-no-hajimari/sets/3-tsutomu-kojima-works-3
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