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音の始源を求めて 6 西畑 塩谷 高柳の仕事<黎明期の電子音楽3レジェンド> in the beginning of japanese electoroacoustic #6

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1. 柴田南雄「立体放送のためのミュージックコンクレート」(1955)
曲は打楽器による主題、自然音を首都する第一変奏、生体音を主とする第二変奏、機械音の第三変奏からなり、全体は約20分を要する。主題のリズム・セリーが各変奏でもほぼ守られるという新古典的=ミュジック・セリエル的な作風、ただし曲尾は人間の心音と時計のセコンドを刻む音と星の瞬きでモデュレートされた電子音を重ね、有限の生命と無限の時空と、それを結ぶ時間を表現した。
2. 武満 徹「空、馬、そして死」(1957)
1957年にNHKで谷川俊太郎のラジオ・ドラマ「ある男の死」(ビリー・ザ・キッドの物語)の音楽をミュージックコンクレートで作り、翌58年、これを「空、馬、そして死」に再構成した。3分20秒ほどの短い作品だが、自然を象徴した「空」、英雄の若々しさとアメリカ西部の気分を反映した「馬」、生の虚無感を現す「死」の対象は美しい。
3.黛敏郎「電子音楽のためのカンパノロジー」(1959)
梵鐘の音とそれを電子的に加工した音と電子音のみで制作した鐘の音を使って、具体音と電子音によるメディアミックス音楽としてこの曲が制作された。
4.電子音楽スタジオスタッフ「立体放送のための電子音楽」(1960)
ラジオ第1放送と第2放送を使った立体放送で、電子音楽の音の広がり感、移動感、定位、音像幅などを確認するために作られた。電子音というモノトーンで、立体感を表現するには色々な実験が必要であった。当時、音響学会においても音の聞こえ方と位相変化とは関係はないというのが定説であった。
5. 松平頼暁「テープのためのアッセンブリッジス」(1969)
ブラウン管の前に自由な波形を切り抜いた図形の紙を貼り、この波形を陰極線でトレースすることによって自由波形音を発振させる機器「フォトフォーマ」が使われた。
6.広瀬量平「植物相1971」(1971)
植物の生命感を音楽的に表現するため、多くのクリック音が使われた。その音のためにクリックの立ち上がり時間、継続時間、収束時間を自由に制御できるクリック音のエンベロープ発生器=クリック・ジェネレータがここから生まれた。

こちらから試聴できます。
https://soundcloud.com/oto-no-hajimari/sets/ouoadm0702

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